太陽光発電の発電原理
発電のシステムにはいろいろありますが、
現在、水力発電・火力発電・原子力発電の3つが主に使われています。
いずれの発電も、原理は同じ。水や蒸気の力でタービン(羽根車)を回し、発電しています。
太陽光発電のシステムの場合、タービンなどの大きな設備は必要ありません。
シリコンなどの半導体の性質を利用して、発電をします。
半導体は太陽光があたると、原子が「+」と「-」に分かれます。
それを両極に分けてあげれば電池の完成です。
電池の元となる太陽の光は、無尽蔵でタダです。
しかも、発電時に騒音がなく、排出物も出ません。
このように、太陽光発電は環境に大変よい発電システムなのです。
シリコンって何
太陽電池の要となる半導体「シリコン」。
シリコンとは、いったい何なのでしょうか?
シリコンは地球上に多く存在する元素で、ケイ素(Si)のことです。
しかし、シリコンは酸素と結びつきやすいので、ほとんど酸化物(SiO2)として存在しています。
よくコンピュータ・電化製品で使われるシリコンは、
ケイ素の純度を99.999999999%にまで高められたもので、
これに違う種類の物質を混ぜることで、太陽光発電に使用されるN型半導体とP型半導体ができます。
N型半導体は電子が余っている状態であり、P型半導体は電子が足りない状態になっているので、
電子が移動し電流が流れるのです。
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